レッドブルは、ハイダイビングの世界選手権「クリフダイビング・ワールドシリーズ」の日本初開催に先立ち、5月3日、和歌山県の白良浜海水浴場にて、日本初となるヘリコプターからの高飛び込みのデモンストレーションを実施した。
レッドブル・クリフダイビングは、崖や城壁など、風光明媚な屋外ロケーションで水泳の高飛び込みの2倍以上の高さから行うエクストリームスポーツ。最高で高さ28メートルから崖下の海や湖に飛び込み、踏み切り、空中での姿勢、入水の3項目で採点を行い、その合計に技の難易率をかけて出た得点を競う。1997年に初開催し、年を追うごとに規模が拡大。昨年のラ・ロシェル大会(フランス)では7万5000人もの観客が集まるなど、注目度が非常に高く、今シーズンは、10月16日に白浜町の三段壁で開催される日本ラウンドを含む全9 戦の開催が予定されている。
5月3日は、白良浜海水浴場の海開き。全国から約7000人が集まり、朝から参加者全員でビーチの清掃を行った後に神事などの式典が行われ、通常はそのままテープカットが行われて海開きになるのだが、今年は海に飛び込むのを待ちわびる海水浴客の前にヘリが飛来。ヘリに乗っているのは、世界水泳選手権のハイダイビング初代チャンピオンで長年レッドブル・クリフダイビングに出場しているオーランド・デュケだ。ビーチ沖合の水上でホバリングすると、デュケがヘリの機外へ体を出し、大勢の海水浴からの歓声の中、合図とともに後方へ1回転しながら約12メートル下の水中へのダイブを成功させた。
デュケは「ヘリからのダイブはこれまで何度か行ってきたけど、今回、日本で初めてとなるヘリからのダイブができてとても楽しかった。10月にここで実際にレッドブル・クリフダイビングを行うけど、飛び込む高さ、そのスピード、入水時の音など、実際に来てもらって、この競技がいかに難しく、そして迫力あるかを体験してもらえたらと思う」とコメントしている。