【北京モーターショー16】50mのスロープを新型車が駆け巡る…VWグループ前夜祭

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50mほどのスロープを使い2階へと向かう「PHIDEON」
  • 50mほどのスロープを使い2階へと向かう「PHIDEON」
  • VWナイトが開催されたのは北京市にある朝陽公園内にある「T-Space」
  • 二つのVWを取り扱う一汽大衆と上海大衆の幹部
  • 新型「MAGOTAN」
  • SKODAのSUVコンセプト『Vision S』
  • ベントレー『ミュルザンヌ』のファーストエディション
  • ポルシェ『718ケイマンS』
  • 緩やかな角度のスロープ。奥にはステージがある

北京モーターショー16の開催を前に、VWグループは報道関係者を招いて開かれる恒例の「VW Group Night」を開催。注目の新型車を奇抜な演出で一台ずつ紹介し、今までない新鮮な気分でプレスカンファレンスは進められた。

会場に入るとそこには不思議な空間が広がっていた。受付を終えると高めの二階へ進むように案内されたが、そこで見たのは長さにして50m以上はあると思われるスロープ。1階からつながって出来上がっていて、幅は2.5mほど。そのスロープがクルマを走らせるための準備であることは誰の目にも明らか。

よく見ると、奥にはステージらしきものが作られている。つまり、この場所で紹介された新型車がスロープの上を走り抜け、その走りを来場者の前で披露してそのまま2階のフロアで展示されるというわけだ。

プレゼンが始まり、VWグループと中国のこまでまでの関わり合いが紹介された後、いよいよ新型車の発表だ。まず紹介されたのは『パサート』をベースとした『フィデオン』と新型『マゴタン』の2車種。フィディオンは2016年2月末に開催されたジュネーブショーでワールドプレミアされた新車種で、中国含むアジアでは初披露となる。

プレゼンを終えるといよいよこの2車種がスロープの上を走り出す。速度にして10km/h程度だが、大勢の報道陣が見守る中、全体の姿をしっかりと目に焼き付けることができた。

デザイナーが考える様々なコンセプトが説明された後、次に紹介されたのはシュコダの新たなSUVコンセプト『VIsion S』だ。フロントグリルやホイールにラメを施すことで全体にキラキラ感が強いSUVだが、パワーユニットはプラグインハイブリッドで、ワールドプレミアは“次世代のSUV”としてジュネーブショーで初お披露目された。

次に、ベントレーが『ミュルザンヌ』のファーストエディションをワールドプレミア。後席の居住性を大幅に高めたことを特徴とする。最後に登場したのはポルシェの『718 ケイマンS』。次々と注目の新型車が登場する中で会場は興奮のるつぼと化していた。

《会田肇》

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