マツダは4月21日、新世代四輪駆動システム「i-ACTIV AWD」の開発で、同社研究者5名が2015年度日本機械学会賞(技術)を受賞したと発表した。
受賞者は、マツダ ドライブトレイン開発部の土井淳一氏、松田光伸氏、八木康氏、三戸英治氏、丸谷哲史氏の5名。走行中の路面状況やタイヤのスリップ予兆などをリアルタイムで検知し、最適な駆動力を配分することで、走破性・操縦安定性と燃費を両立させた点などが評価された。
マツダではこのほか、緊急時の操舵アシスト技術および、人間の感性に合ったステアリングホイールの特性に関する研究で、それぞれ日本機械学会奨励賞(技術)を受賞した。
日本機械学会賞は、日本機械学会により、「日本の機械工学・工業の発展を奨励する」ことを目的として1958年に設けられ、毎年、優秀な論文や技術などが表彰されている。
マツダ社員が日本機械学会賞(技術)を受賞するのは通算10回目で、この5年間では、「SKYACTIV-G」「SKYACTIV-D」「SKYACTIV-DRIVE」に続き、4回の受賞となる。