JVCケンウッド、河原会長兼CEOが退任へ

JVCケンウッドは、河原春郎会長兼最高経営責任者(CEO)が6月下旬で退任すると発表した。取締役相談役に退く。

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JVCケンウッドは、河原春郎会長兼最高経営責任者(CEO)が6月下旬で退任すると発表した。取締役相談役に退く。

相神一裕取締役・執行役員米州CEO、江口祥一郎執行役員欧州CEO、田村誠一取締役兼執行役員最高戦略責任者の3人が代表取締役 兼 執行役員副社長 となる。会長とCOOポストは空席となる。

同社は、2008年10月発足直後からのリーマンショックや負の遺産などによって存亡の危機となったが2012年3月期には業績が回復、配当を開始した。その後、超円安、スマートフォン台頭などによる業績悪化に対処し、グローバルな構造改革や民生から業務用への事業転換を進めることで業績を回復し、前年度に復配した。

改革を実行する中で、全社開発タスクフォースを発足し、自動車の電子コックピットなど、次世代の事業開発に取り組み、海外事業会社のM&Aにも取り組むことで、成長戦略を進めてきた。

昨年5月には中長期経営計画「2020年ビジョン」を発表し、今後の新たな成長によるビジョン実現に取り組むため、次世代の経営体制に移行することにした。

《レスポンス編集部》

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