【アルファロメオ 4Cスパイダー 試乗】ドライバーにシアワセな気分をくれる…島崎七生人

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アルファロメオ4Cスパイダー
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“高鳴る心臓”。プレスリリースのそんな言葉づかいが、いかにもアルファロメオらしい。仕事とはいえ試乗ができ何て運がいいのだろう…とさえ思えた。そんなシアワセな気分をドライバーに味わわせてくれるのがこの『4Cスパイダー』だ。

イタリア・モデナのマセラティ工場製で、カーボンファイバー(シャシーやフロントガラスのフレーム)、ガラス繊維強化樹脂(ボディパネル)などを採用。ガラスの肉薄化などで達成した1060kgの軽量ボディは、クーペ+10kgに収まる。高剛性の素性によりクーペとスパイダーの構造上の差異はわずかだそう。スパイダーの特徴でもあるロールバー部分は、バーをカーボンパネルで覆った粋なデザインで、クーペ以上にスタイリッシュに見える。

ノンパワーのステアリング(悲観するほど重くない)、走り出すとタイヤが路面の小石を跳ねてピシピシと音が立つこと…など、適度なスパルタンさは『ロータス・エリーゼ』などと同じ。フラットボトムの小径ステアリング、コンソールのシフトボタンなどが今ドキのスポーツカーらしい。高めのサイドシルを蹴飛ばさないように足を床の上に運び、シートに座ると、いやが上でも気分が持ち上がる。

4気筒の1742cc直噴ターボは『ジュリエッタQV』にも搭載される。が、『4C』では“dnaスイッチ”に“Alfa Race”モードが加えられるなどもちろん専用チューンだ。このためミッドシップの軽量ボディと相まって、加速時などは数値以上の豪快さ。ビュアなスポーツカーの世界観が展開される。100km/h巡航は6速で2000rpmほどだが、そこからの加速も十分な力強さだ。

ボディ、シャシーの剛性がかなりあることも実感。前後異径のピレリPゼロを履く乗り心地は、日常使いでも通用するほどのよさ。トランクスペースも旅行バッグが収められる容量だ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
《島崎七生人》

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