三井住友海上火災保険は、無料アプリ「スマ保『運転力』診断」利用時に、野生動物との交通事故多発地点へ接近すると音声で注意を促すサービスを4月から開始する。
野生動物との接触事故は全国各地で毎年発生しており、自動車の損害や人的な被害を引き起こしているほか、希少動物をはじめとした野生動物の轢死は生物多様性の損失にも繋がる。こうした状況を改善し、交通事故の減少と生物多様性の維持を実現するために、同社は「スマ保『運転力』診断」の機能を活用した新サービスをインターリスク総研と協力して開発した。
新サービスでは、地方自治体等が保有する情報・データを基に特定した動物事故多発地点および区間に接近すると、音声で注意を促す。アラート内容は動物の生活史、出没時間および天候に応じた出没率に応じて変化。また、動物の飛び出しを認識し、適切な運転操作ができるよう、速度超過時にも音声アラートを発信する。
新サービスは、奈良公演のシカや北海道のエゾシカ、沖縄のイリオモテヤマネコを対象とするほか、その他の地域・動物にも範囲を拡大し、全国各地でサービスを展開していく。