日本無線は24日、二輪車用「ETC2.0」車載器を7月に発売することを公表した。
四輪車用は、すでに何度もモデルを変えて発売された経緯があるが、二輪車用のETC2.0車載器は、日本無線の発売予定の公表が初めての対応だ。
新たに発売される2.0車載器は、ETC通信アンテナとGPSアンテナをひとつにまとめて、従来のETCとほぼ同じサイズにまとめた。同社は四輪車用で、輸入車を中心に2.0車載器製品の実績がある。
外観、発売日、販売価格など詳細などは、同日の発表では未定だ。
国土交通省高速道路課は、全国の高速道路の道路側設備をETC2.0仕様に更新し、今後は従来のETC仕様の設備の保守を行わずに、順次2.0へと移行することを決めている。この状態が進むと、従来のETC車載器でも料金決済は可能だが、新年度から始まる2.0対応の割引が受けられないことになる。