サンディスクは3月24日、車載および産業用それぞれのSDカードに利便性と信頼性を高める機能を新たに搭載した製品を追加設定し、4月から出荷を開始すると発表した。
新たに追加された機能は交換時期を知らせるヘルスステータスを始め、予期しない電源遮断からデータを保護する電源瞬断耐性、メモリを自動的にリフレッシュするリードリフレッシュ、認証済みカード以外使用できないようにするカードトレーサビリティ、他システムでのカード使用を防止するホストロックなど。
サンディスクで車載&コネクティッドソリューションのプロダクトマーケティングディレクターを務めるラッセル・ルーベン氏は同日、都内で開いた新製品説明会で「従来製品にスマート機能を追加することで信頼性とモニタリング能力を強化した」と説明。
具体的には「ヘルスステータスによりカードの寿命がわかるので、カード交換時期の最適化やメインテナンスコスト削減ができる。電源瞬断耐性に関しては従来品より耐性を高めている。このほか従来は工場で行っていたファームウェア更新をカードのユーザーの手元でできるようにした」という。
サンディスクではスマート機能のない従来製品も当面併売していくが、ルーベン氏は「徐々にスマート機能がついた製品がメインになっていく」との見通しを示した。