トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は3月21日、2017年末までに、トヨタとレクサスのほぼ全車へ、自動ブレーキを標準装備すると発表した。
米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)と米国IIHS(道路安全保険協会)は3月17日、自動車メーカー20社との間で、自動ブレーキを標準装備することで合意。合意の内容は、2022年までに、米国で販売される新車(乗用車とSUVなどのライトトラック)の全てに、自動ブレーキを標準装備するというもの。トヨタも、この合意に参加している。
トヨタは、この合意で定められた2022年よりも4年早い2017年末までに、ほぼ全車に自動ブレーキを標準化する計画。トヨタブランド車には、「トヨタ・セーフティ・センス」を、レクサスブランド車には、「レクサス・セーフティ・システム+」を、標準装備する。
トヨタ・セーフティ・センスには、2種類を用意。小型車用の「トヨタ・セーフティ・センスC」と、ミディアム・高級車用の「トヨタ・セーフティ・センスP」。両者は、前方の状況を認識するレーザーセンサーに、違いがある。レクサス・セーフティ・システム+は、トヨタ・セーフティ・センスPと基本的に共通。
北米トヨタのジム・レンツCEOは、「トヨタのコミットメントは、より良い移動手段を提供すること。高度なドライバーアシスト技術が、衝突事故の際、乗員を保護する性能を高めてくれるだろう」と述べている。