JAXAなど、太陽観測衛星「ひので」による部分日食の画像を公開

宇宙 科学

部分日食開始から2分後
  • 部分日食開始から2分後
  • 最大食
  • 部分日食終了の2分前
宇宙航空研究開発機構(JAXA)、国立天文台、米国航空宇宙局(NASA)は、3月9日に太陽観測衛星「ひので」が撮影した部分日食の画像を公開した。

公開した画像は、「ひので」が3月9日午前9時08分頃(日本標準時)、高度680kmでインドネシア上空を通過中、搭載されているX線望遠鏡(XRT)で撮影したもの。

X線で輝く太陽コロナを背景に、新月状態の黒い月が太陽の南西から現れ、北に向けて太陽面を横切っていく様子がとらえられた。「ひので」から見ると最大食分0.978と太陽のほとんどが隠され、皆既食帯に入る一歩手前の部分日食だった。

「ひので」の飛行速度は時速約2万7000kmと非常に早いため、部分日食の開始から終了まで、約15分だった。

「ひので」は、この撮影の前後に、皆既日食が観測されたインドネシアで地上観測を行ったチームと国際共同観測を行った。X線コロナ画像の撮影の他、コロナから発せられる紫外線輝線の観測を、極端紫外線撮像分光装置(EIS)で行った。これらのデータは、皆既日食時に可視光で見られるコロナ構造とX線ジェットの因果関係や、高温なコロナ物質の物理的状態を調べる研究に用いられる予定。
《レスポンス編集部》

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