【スーパーフォーミュラ 鈴鹿テスト】2番手タイムの可夢偉…準備は「やれる限りは、やれています」

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鈴鹿テスト最終日、可夢偉は2番手タイムをマークした。
  • 鈴鹿テスト最終日、可夢偉は2番手タイムをマークした。
  • ヨコハマのスタッフとディスカッションする可夢偉。
  • 小林可夢偉(#8 SUNOCO Team LeMans/トヨタ)
  • 小林可夢偉(#8 SUNOCO Team LeMans/トヨタ)
  • 可夢偉の新たな僚友、#7 カーティケヤンはこの日午後はトラブルで走れず(写真は午前)。
  • 今季のキーポイントは、ヨコハマ製の新ワンメイクタイヤ。
  • 今季のキーポイントは、ヨコハマ製の新ワンメイクタイヤ(左の人物は、Team LeMansの可夢偉担当エンジニア、山田健二氏)。
  • #37 中嶋一貴も可夢偉同様、WECとSFに並行で参戦する。
15日、スーパーフォーミュラ(SF)鈴鹿テスト最終日において小林可夢偉は総合2番手のタイムをマーク。チャンピオンを目指す参戦2年目の戦いに向けて、本格的なスタートを切っている。

可夢偉(#8 Team LeMans/トヨタ)の最終的なベストタイムは1分36秒728。トップの中嶋大祐(#64 NAKAJIMA/ホンダ)とは0.022秒差しかなく、3~4位とも僅差超接近状態だった。このカテゴリーでは接戦が常態化しているとはいえ、ここまでの密集ぶりも珍しい。もちろん今回はあくまでテストであり、それぞれに狙いや状態が異なる面もあるため、一概論的な比較はできないが、それでも今季の厳しく熱い王座争いを予感させるに充分な内容だった。そしてそのなかに参戦2年目の可夢偉が入っていくことを確信させるものであったともいえよう。

可夢偉はWEC(世界耐久選手権)関連のスケジュールとの重複により、都合4日間の今回のSF鈴鹿テストには後半の2日半しか参加できなかった(これは中嶋一貴も同様)。しかも2日目の午後は短いデモレースをしただけ、3日目はヘビーレインで午後中止という状況。つまり実質的には最終日のみ本格参加ともいえる状況だったのだ。

そんななかでも、とにかく順位的なところを“もってくる”ことができるのは、参戦初年度の昨季から可夢偉が再三見せつけている実戦力の高さ。そしてテスト直後にはチームやタイヤメーカーのスタッフと、自身の感覚が冷めないうちに綿密なディスカッションを行ない、シーズンへの準備着々、という印象だった。

小林可夢偉のコメント
「午後はチームメイト(#7 N.カーティケヤン)がマシントラブルで走れなくなってしまったので、ひとりでいろいろとやることになったんですが、限られた時間のなかでは最大限にやれたかなと思います。ただ、まだロング(決勝想定走行)とかはできてないんで、未知の部分もありますね。タイム自体は、わるくはないですけど、すごく最高なタイムでもないです。タイヤのグリップ的にはもう1周前の方が良かったですしね。(伸びる)余地があるというのはいいことですけど、まだ僕自身がこのタイヤに慣れる必要もあるし、クルマ(のセット)を煮詰めていかないといけませんね」。

伸びしろあり、という見方もできるところで、シーズンへの期待はさらに高まる。ちなみに今季から導入されるヨコハマ製ワンメイクタイヤだが、昨年11月末の鈴鹿テスト時のものから今回は量産仕様に向けてのアレンジが施されての供給となっている。キャラクターの違いが出ている面もある模様で、可夢偉は「けっこう変わってますね。(現時点では)11月のタイヤの方が僕は好きですけど」と語る。今後の煮詰めのなかで、現仕様も好きになっていけるかどうかがカギになるかもしれない。

2年目の目標は初優勝、そして「チャンピオンを目指して戦えるようにしないと」と話す可夢偉。「次の岡山テストではダメ出しもしたいですね」。チャンピオン争いに向けては準備が大切ということを言い続けている可夢偉だが、その準備は「やれる限りは、やれています」。

次回テストは3月31日~4月1日の岡山国際サーキット。この中間にはやはりWECのスケジュールを挟むことになる見込みだが、これは国際トップドライバーの宿命でもあるところ。開幕に向けての準備をさらにしっかり進めて、勇躍、SFの実戦に臨む可夢偉の姿に期待したい(もちろんWECでの躍進にも期待だ)。
《遠藤俊幸》

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