エルナー、車載カメラなどに適したコネクターレス基板を開発…折り曲げて組込可能

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フレックスレイヤー-ハイブリッド
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エルナーは、折り曲げて組込可能なコネクターレス基板「フレックスレイヤー-ハイブリッド」を開発し、車載カメラやCMOSセンサなど向けにサンプル受注を開始する。

同社は、先行開発製品を車載製品に要求される温度や振動に対し新工法により強化した「フレックスレイヤー-ハイブリッド」を開発。銅製品はリジッド基材をコアに、フレキシブル材料で多層化。リジッド基材による厚みや強度、フレキシブル材料による薄さと曲がる機能を兼ね備えたハイブリッド構造の製品となっている。

開発品は、一般的に使用されるフレックスリジッド配線板との代替が可能。屈曲部への表層配線が行えることで設計が容易になるほか、低弾性のフレキシブル基材がはんだへのストレスを緩和することで「はんだクラック」を抑制。従来のフレックスリジッド配線板にはない特長も備えている。さらに、リジッド基材部の厚みを変えることで板厚要求に柔軟に対応できる。

フレックスレイヤー-ハイブリッドは、ADAS(先進運転支援システム)分野での利用が拡大している車載カメラやCMOSセンサに適し、また成長著しいウェアラブル端末やデジタルカメラ向けなどにも使用できる。同社では2017年度以降の量産に向けてサンプル受注を開始する。

《纐纈敏也@DAYS》

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