大西宇宙飛行士が記者会見…「スキルアップと家族との時間を大切に、万全の状態で臨む」

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TV会議システムで記者会見する大西宇宙飛行士
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、ヒューストン駐在員事務所とJAXA東京事務所をTV会議システムでつないで大西宇宙飛行士の記者会見を開いたと発表した。

大西宇宙飛行士は、訓練の様子を公開、現在行っている訓練について「国際宇宙ステーション(ISS)のシステム不具合は、ほとんどが地上の運用管制チームで対処できるが、宇宙飛行士の生命に直結する緊急事態については、宇宙飛行士自らが対応できるよう、じっくり時間をかけて訓練し、個人とチームのスキルを磨いていく必要がある」と説明。火災、急減圧、アンモニア漏洩の3種の緊急事態を想定して訓練している。

公開した急減圧対処訓練は、「きぼう」日本実験棟で減圧が発生したと想定した訓練で、通常の訓練では「きぼう」を隔離して終了するが、更に空気が漏れている個所を特定し、修復するまでを実施した。

大西宇宙飛行士は「初めて行ったが、ISSの船長(コマンダー)であるアナトーリ・イヴァニシン宇宙飛行士を中心にチームワーク良くできたので、チームとしても個人としても準備万端であることが確認できた」と述べた。

フライトまで3カ月を切った大西宇宙飛行士は、「スキルアップと家族との時間を大切にし、万全の状態で打上げに臨みたい」と述べた。

《レスポンス編集部》

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