鈴鹿サーキットで開催される「2016モータースポーツファン感謝デー」を明日に控えた11日。現地ではイベントで使用するマシンなどが搬入され、準備が進められた。
今回のファン感謝デーでは「対決」をテーマに様々なプログラムが予定されている。注目は何といっても、元F1ドライバーのジャン・アレジと女優の後藤久美子さんとの間に生まれ、現在はレーシングドライバーとしてF1を目指すジュリアーノ・アレジの来場だ。親子での直接対決が見られる。
鈴鹿サーキットに到着したアレジ親子は早速対決で使用するフェラーリ『F187』とティレル『019』のシートに座り、ミラーの位置の調整やステアリングのポジションなどを確認した。息子であるジュリアーノは、父がドライブしていたマシンに座り、興奮を隠せない様子。また現役時代は「フェラーリのエース」としても活躍したジャンも、久しぶりに乗る赤いマシンに笑みがこぼれていた。
今週末はアレジ親子の対決以外にも注目のイベントが盛りだくさん。「Hondaスポーツ タイムハンデマッチ」では昨年の東京モーターショーで日本初公開された新型『NSX』が登場。『CR-Z』や『S660』『シビックTYPE-R』とタイムハンデ戦を開催。鈴鹿サーキットでは初走行となる『NSX』がどんなパフォーマンスをみせるのかにも期待したい。
そしてファン感謝デーでは恒例となった「永遠のライバル対決」では中嶋悟氏と星野一義氏に加え関谷正徳氏も参戦。SUPER GTのマシンを使ってガチンコ勝負を繰り広げる。3人が鈴鹿で直接対決するのは1986年の全日本F2以来、30年ぶり。その時は星野が勝利したが、今回は誰が勝つのか。
またスーパーフォーミュラも各日でテスト走行が設けられているほか、プレシーズンイベントとして恒例のデモレースも開催。昨年のGP2王者であるストフェル・バンドーンも登場予定となっている。
12日は8時45分、13日は8時30分にゲートオープン。鈴鹿サーキットの公式サイトでは「特別招待券」がダウンロードできるようになっており、当日メインゲートに持参すると入場料が無料になる。