スバルのデザイン戦略…二律背反をいかにまとめるか

自動車 ビジネス 国内マーケット

SUBARU VIZIV FUTURE CONCEPT
  • SUBARU VIZIV FUTURE CONCEPT
  • スバル VIZIV GT ビジョン グランツーリスモの予告イメージ
  • SUBARU VIZIV FUTURE CONCEPT
  • スバル XVコンセプト(ジュネーブモーターショー16)
  • スバル VIZIV GT ビジョン グランツーリスモ
  • 東京モーターショー13 VIZIV CONCEPT
  • スバル・VIZIV CONCEPT(ヴィジヴ コンセプト)
  • スバル インプレッサ セダン コンセプト
スバルは新デザインフィロソフィー「DYNAMIC×SOLID」を発表。これまでのヘリテージは重要視しながらも先を見据えデザインを進めていくという。

そう話すのは、スバル商品企画本部デザイン部部長の石井守氏だ。「我々の先輩が築いてきたことは間違っていない。それをどう進化させるかだ」という。

また石井氏は、「これまでのスバルはプロダクトアウト的な、スバルはこうだと(自分たちの目線のみで)打ち出していたが、近年はお客さまが感じ入ることをまず考え、それに対してスバルはこうだと検討し、出すようにしている。そのタイミングでDYNAMIC×SOLIDに行き着いた」と話す。

DYNAMICやSOLIDというワードは他メーカーでもよく使われる。一体何が違うのか。「我々は飛行機のメーカーだったので空力性能や、低重心感などを突き詰めてデザイン要素を決めていく。そして、機能を外してはだめだと思っている」と述べる。その一例として石井氏は、サイドウインドウグラフィックを挙げる。「いまの時代、他社はどんどん小さくなっている。我々も時代進化分は反映させないと古いクルマに見えてしまうのでデザインしているが、それは微々たるものだ」。そして、「クルマ全体で補完しながら、窓ガラスの視界の性能や、居住性や荷室性などを外さずにデザインをしている」と説明。

石井氏は「他社は外しているデザインもあるがうらやましいとは思わない。お客さま視点では、外してはだめ。その二律背反だと思う。そこをいかにまとめていくかが我々と他社の違いだ」とした。

更にもうひとつ大きな違いを挙げる。「ダイナミックというと動物的なモチーフを使うことが多いが、我々はマシン、機械を作っていると思っている」と石井氏。「例えば我々は(スバルグローバルプラットフォームなどで)鉄を極めている。0.7mmの鉄板は通常であればたわむが、それをねじるととても硬くなる。そのねじる要素、その無機質なものをいかに強靭に見せるデザインするか。そこをいま突き詰めて考えている」と語った。
《内田俊一》

編集部おすすめのニュース

特集

おすすめの商品

自動車 ビジネス アクセスランキング

  1. 撤退が決定したフォードディーラーの今…フォード神奈川港北ニュータウン店を訪ねる

    撤退が決定したフォードディーラーの今…フォード神奈川港北ニュータウン店を訪ねる

  2. スズキ鈴木俊宏社長「壁をぶち破る」、チームスズキで閉鎖体質を変えられるか

    スズキ鈴木俊宏社長「壁をぶち破る」、チームスズキで閉鎖体質を変えられるか

  3. 【訃報】日産 塙義一前社長が死去…ルノーとの資本提携を決断

    【訃報】日産 塙義一前社長が死去…ルノーとの資本提携を決断

  4. 恋人に会うために使えるタクシー料金、あなたはいくら?…ゼンリンデータコム調査結果

  5. スズキ鈴木修会長がCEO辞退、本田副社長退任...燃費不正の引責

  6. 【訃報】稲川スズキ元会長が死去

  7. キャンピングカーの売上、過去最高の357億円…2015年 日本RV協会調べ

  8. タカタ製エアバッグが異常破裂か、ホンダ車で新たな死者…マレーシア

  9. ヤマト運輸、問い合わせにAIが自動で対応…LINE公式アカウントに機能追加

  10. タントや京阪電車、信号機…さまざまな工業デザインの世界を紹介するイベントが開催

アクセスランキングをもっと見る