トヨタ自動車は、愛知県豊田市の同社展示館「トヨタ会館」の一部展示改装工事を完了し、2月29日より一般公開を開始する。
トヨタ会館は、会社創立40周年を記念し、トヨタのクルマづくりの考え方や自動車関連技術を紹介する展示館として1977年に設立。設立以来、小学生から大人まで多くの人が訪れ、累計来館者は、まもなく1600万人に到達する。
今回、近年の技術的進展が著しい環境と安全分野の展示エリアを改装。「環境技術コーナー」では、水素社会の実現に向けた取り組みが進む中、燃料電池自動車を中心としたトヨタの取り組みを紹介。燃料電池自動車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車の構造が分かるカットボデーを展示するほか、ハイブリッドシステムの基本的な仕組みを、ゲーム感覚で理解できる体験展示などを行う。また開かれた空間に展示物を配置し、コーナーを一望できるようしたことで、幅広い取り組みの全体像を把握しやすいように工夫している。
また「安全技術コーナー」では、衝突回避支援パッケージ「トヨタ・セーフティセンス」をプロジェクションマッピングで可視化して表現するほか、プリクラッシュセーフティなど、個別の予防安全技術を映像で説明。複雑な技術を分かりやすく解説しただけではなく、見る楽しさにも配慮している。