繁華街でひき逃げ事故を起こした男に実刑判決

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昨年12月、青森県八戸市内の市道で重傷ひき逃げ事件を起こし、歩行者に重傷を負わせたとして自動車運転死傷行為処罰法違反などの罪に問われた51歳の男に対する判決公判が24日、青森地裁八戸支部で開かれた。裁判所は被告に懲役1年2か月の実刑を命じている。

問題の事故は2015年12月10日の午後10時30分ごろ発生している。八戸市六日町付近の市道(2車線の一方通行路、横断歩道や信号機なし)で、徒歩で道路を横断していた66歳の男性に対し、左方向から交差進行してきた軽乗用車が衝突。男性は頭部強打の重傷を負ったが、クルマはそのまま逃走してしいた。

現場は八戸市中心部の繁華街。事故を起こしたクルマはクラクションを鳴らしっ放しで走行するなど、事故前から異常な行動をしており、その様子は通行人がスマートフォンで撮影。事故の瞬間も客待ちをしていたタクシーのドライブレコーダーによって撮影されていた。警察ではこうした映像から車両を特定し、同市内に在住する51歳の男を逮捕。検察は自動車運転死傷行為処罰法違反(無免許運転過失致傷)ゆ道路交通法違反(ひき逃げ)の罪で起訴していた。

これまでの公判で検察側は「被告は前科もあり、無免許運転の発覚を恐れて逃走した」と指摘。弁護側は「被告は深く反省している」として情状酌量を求めていたが、24日に開かれた判決公判で、青森地裁八戸支部の遠田真嗣裁判官は「被告は無免許運転の発覚を恐れ、被害者の救護をすることなく、現場からただちに逃走した」と認定。その上で「被害者は重傷を負っており、悪質だ」として、被告に対して懲役1年2か月の実刑を言い渡している。
《石田真一》

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