NECは、警視庁と連携し、2月28日に開催される「東京マラソン2016」でICTを活用した先進の警備システム・技術の実証実験を実施すると発表した。
NEC独自の「群衆行動解析技術」を用い、ゴール付近に設置した固定カメラ映像から、周辺エリアの混雑状況を高精度に検知して、混雑状況に応じた群衆の適切、効率的な誘導を目指す。
また、一般ランナーと並走する警察官(ランニングポリス)がウェアラブルカメラと送信機を装着、ランナーの様子や会場で発生した不測な事態に関する映像をLTE回線で警視庁に送信して共有する。
映像送信では、NEC独自の「適応レート制御技術」によって高画質、リアルタイムな映像を配信し、警視庁で現場の状況を適切に把握する。
また、NEC独自の「映像鮮明化技術」によりコントラストが大きく変化するシーンでも安定した見やすい映像にリアルタイムで補正、現場の状況をより正確に把握する。これら現場と警視庁のスムーズなコミュニケーションによって安全性向上を図る。