【マジェスティS XC155 試乗】走りが鋭い、玄人好みの快足コミューター…青木タカオ

モーターサイクル 新型車
スピードブロックグラフィックが映える60th Anniversary インターカラーは、4月末までの受注期間限定販売。
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まずサイズ感がちょうどいい。250ccのビッグスクーターはとても大きく、街乗りや取り回し時に「もう少しコンパクトだったら…」と思うことがある。その点、『マジェスティS』は言うことなしだ。

「155ccなら原付2種クラスでいいじゃないか」という人もいるだろう。ボクも乗る前はそう思っていた。しかし、走りが面白い。わずか30cc増しながら、どの回転域でも加速やスロットルレスポンスが鋭く、街中でスイスイ、クルマの流れをリードできる。

約32リットルのシート下の収納スペースも、フルフェイスヘルメットを入れてもまだまだ余裕があって充分。可動式のアルミ製コンビニフックやフロントポケットの使い勝手も良い。

LEDポジションランプを一体にした大型ヘッドライトや短くカットされたウインドスクリーン、流麗なリアボディなどスタイルもヤマハらしくスマート。前後13インチの足まわりはコーナリングも軽快で、ハンドリングにクセはない。

ブレーキも前後ともタッチ、制動力に不満はなく、スピードレンジが上がっても車体は安定感をなくさないし、不安なくハイスピードを維持できる。

自動車保険のファミリーバイク特約の対象になる原2ならではの経済性の素晴らしさも捨てがたいが、急いでいるときに首都高や阪神高速などにサッと乗れるのも、マジェスティSのアピールポイント。実際、自分も原2スクーターを所有しているが、首都高に上がれないという理由で乗らないことが多々ある。

その点、マジェスティSはいい。都市部に住む、ちょっと玄人が好みそうだ。

■5つ星評価
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
コンフォート:★★★★
足着き:★★★★
オススメ度:★★★★

青木タカオ|モーターサイクルジャーナリスト
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。国内外のモーターサイクルカルチャーに精通しており、取材経験はアメリカやヨーロッパはもちろん、アフリカや東南アジアにまで及ぶ。自らのMXレース活動や豊富な海外ツーリングで得たノウハウをもとに、独自の視点でオートバイを解説。現在多くのバイク専門誌、一般誌、WEB媒体で活動中。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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