富士通は2月9日、あいおいニッセイ同和損害保険と、自動車保険フリート契約者向けテレマティクスサービスで協業することで合意したと発表した。
今回の合意により、富士通は2016年4月より、位置情報を活用したクラウドサービス「SPATIOWL」をベースとした安全運転支援サービスと、富士通テンの高精度なクラウド対応通信型業務用ドライブレコーダーを、あいおいニッセイ同和の自動車保険フリート契約者向けに提供する。
提供するクラウド対応通信型業務用ドライブレコーダーは、本体・小型車載カメラ分離型で、過酷な車載環境でも安心して使用できるよう設計されている。GPS測位ではなく車両から直接車速データを取得するため、より高精度な運転の挙動把握ができるほか、無線通信ユニットを搭載し、リアルタイムにドライバーの運転特性データを収集できる。
安全運転支援サービスでは、運転特性データから車両のふらつきや前方車両との距離、急ハンドルなど、各ドライバーの運転状況を解析し、安全運転の診断書や指導書の自動作成やランキング表示が可能。また、速度超過や急加速、急減速、急ハンドルなどが行われた際に、ドライバーに自動で警告を通知できるほか、自動車の管理者に対しても、各車両の位置や走行中の危険運転、事故などの発生をリアルタイムで通知できる。
月額料金(税別)は1台あたり2200円より。