ヤマハ発動機の通期決算…二輪をはじめ各事業好調で営業益38%増の1204億円

モーターサイクル 企業動向
ヤマハ MT-07(参考画像)
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  • ヤマハ セロー250

ヤマハ発動機は2月9日、2015年1-12月期の連結決算を発表した。

それによると、売上高は1兆6154億円(前年同期比+6.2%)、営業利益は1204億円(+38.0%)、経常利益は1252億円(+28.7%)、四半期純利益は600億円(-12.3%)だった。

先進国事業は、二輪車事業でのグローバルモデル・高価格商品の増収効果、マリン事業での大型モデル販売増加・輸出に伴う円安効果、特機事業でのレクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル(ROV)の販売増加などにより増収・増益となった。また、新興国二輪車事業は、ベトナム・フィリピン・台湾での販売増加、各地域での高価格商品・コストダウン効果などの増益要因が、インドネシア・ブラジル・中国などの販売減少、通貨安影響などの減益要因を吸収し、前期並みの利益となった。

なお純利益は、「移転価格税制に関する事前確認(APA)」についての日米相互協議の結果を受け、米国子会社において法人税等の追加納付356億円が発生したことや、同社における繰延税金資産144億円を追加計上したことなど、一時的要因を含めて12.3%の減益となった。

次期連結業績見通しは、売上高は1兆7000億円(前期比+5.2%)、営業利益は1200億円(-0.4%)、経常利益は1250億円(-0.2%)、純利益は800億円(+33.3%)とした。

《纐纈敏也@DAYS》

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