【トヨタ GAZOOレーシング】連覇狙うNASCAR最高峰ほか、国内外で全力疾走

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会場に展示されていたNASCARの「トヨタ・カムリ」(#18は昨年の王者カイル・ブッシュ)。
  • 会場に展示されていたNASCARの「トヨタ・カムリ」(#18は昨年の王者カイル・ブッシュ)。
  • トヨタ GAZOOレーシングの新ロゴ。
  • ドライバーたちが新季に向けて気勢をあげた。
  • WRC参戦計画の進捗についてのトークセッション(写真中央=右から2人目はマキネン氏。右のスクリーン内は昨年の発表会での豊田社長)。
  • 16年ダカールラリーでは、チームランドクルーザーが市販車部門3連覇を達成。
  • ニュル24時間レース参戦のドライバーたち。
  • トヨタの若手ラリースト育成計画の選抜選手、新井大輝(左)と勝田貴元(右)。中央の車両は全日本ラリー選手権参戦車両。
  • マシンのカラーリングも今季は多くのカテゴリーで同一系統のものに。
4日に開催された「2016 TOYOTA GAZOO Racing プレスカンファレンス」で、トヨタの今季モータースポーツ活動の全貌が明らかになった。昨年、悲願のドライバーズチャンピオン輩出を果たしたNASCAR最高峰シリーズを含め、今年も国内外で多彩な活動が展開される。

アメリカで最高の人気を誇るストックカーレース「NASCAR」。その最高峰シリーズ(現名称スプリントカップ)で、トヨタは参戦9年目の昨季、ついにドライバーズチャンピオン輩出を果たした。今季も王者カイル・ブッシュを含む陣容でトヨタ・カムリが参戦、覇権継続を狙うことになる。

ドイツの「ニュルブルクリンク24時間レース」(5月26~29日)も近年のトヨタのレース活動としてはお馴染みだ。今年も2チーム3台の体制で参戦、影山正彦、木下隆之、土屋武士ら10名がステアリングを握る。参戦マシンは「TOYOTA C-HR Racing」など。

昨年のこの発表会で「2017年から久々にワークス参戦再開」を公言したのはWRC(世界ラリー選手権)。例年WRCは1月開幕なので、既に実戦参戦開始まで1年を切った段階ということになるが、この日は車両開発を担うチーム代表のトミ・マキネン氏(1996~99年WRC王者=当時三菱、フィンランド出身)、エンジン開発進行中のTMG(トヨタ・モータースポーツG.m.b.H=ドイツ)佐藤俊男社長らが登壇し、進捗状況等を報告している。

本来ならWRCのチーム総代表である豊田章男トヨタ社長も登壇予定だったが、残念ながら風邪のため欠席。メッセージのなかでは、「TMGのエンジンを載せ、マキネンさんが造ったラリーカー(ヤリスWRC)が3月から走り出します。私も乗るのが楽しみです」と語り、マキネン陣営とTMG(現WECワークス活動の中核で、かつてF1、WRCワークス活動を担った)の連携によるワークス参戦であること、そしてそれが順調に進んでいることをあらためて強調した。

そして既に今季最大の戦いを素晴らしい結果で終えたカテゴリーも。世界で最も高名なラリーレイドである「ダカールラリー」は1月に2016年大会を南米で開催、そこで「チームランドクルーザー トヨタオートボデー」は市販車部門3連覇を達成した。優勝はニコラ・ジボン組。またトヨタ車体(トヨタオートボデー)の社員で、昨年までのコ・ドライバー(ナビゲーター)から今年はドライバーへと転向した三浦昂の組も5位で完走を果たしている。

その他、サーキットレース系とラリー系の双方で若手選手育成も積極的に展開し、参加型モータースポーツのさらなる普及はもちろん、5大陸走破プロジェクトの実施など、トヨタは「トヨタ GAZOOレーシング」の傘のもとに一元化した体制で、モータースポーツやクルマを楽しむイベント等の一層の充実を図ってゆく。

トヨタ GAZOOレーシングのロゴもこの日から新しくなり、マシンのカラーリングも今季は多くのカテゴリー横断で同系のものに統一。もちろんNASCAR等、チーム名そのものがトヨタ GAZOOレーシングというわけではないカテゴリーもあるが、トヨタ全体としてのモータースポーツ体制一元化がより進化した印象の2016年幕開けとなっている。
《遠藤俊幸》

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