世界的規模に拡大したタカタ製のエアバッグインフレーターの不具合問題。同社製エアバッグの異常破裂により、米国で新たな死者が出たことが判明した。
これは1月22日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。「タカタ製エアバッグの異常破裂が原因とみられる事故により、乗員1名が死亡した」と公表している。
NHTSAによると、この事故は2015年12月、米国サウスカロライナ州で発生。車両は、フォードモーターのピックアップトラック、フォード『レンジャー』の2006年モデルだった。
この事故を受けて、フォードモーターは2004-2006年モデルのフォードレンジャーおよそ39万台を、追加リコールすると発表している。
NHTSAは、「タカタ製エアバッグの異常破裂が原因と見られる事故による死者は、米国で9人目。世界では10人目」と説明している。