ヤマハ発動機は1月26日、大型スポーツバイク『XJR1300』などのプライマリチェーン用オイルノズルに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『XJR1300』『XJR1300L』の2車種で、2006年11月15日から2015年8月5日に製造された計2833台。
プライマリチェーンとオイルノズルの隙間に余裕がないため、使用過程でプライマリチェーンが伸びてオイルノズルと接触することがある。そのため、そのまま使用を続けると、オイルノズルが原動機内に脱落して、クランクケースとクランクシャフトの間等にかみ込むと、最悪の場合、走行中にエンジンがロックして再始動できなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、オイルノズルを対策品と交換する。
不具合は12件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。