【レクサス RX 試乗】爽快な走りの中に、しっとりとしたジェントルな味わい…島崎七生人

試乗記 国産車

レクサス RX 200t version L
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今や花盛り状態の高級ブランドにおけるSUV。その中でレクサス『RX』は、海外では1998年から展開してきたこのクラスのパイオニア的存在だ。当然、最新モデルでもそのポテンシャルは入念に磨き込まれた…と感じる。

個人的な感想だが、レクサスには欠かせないデザイン要素のスピンドルグリルやボディ全体に張り巡らされたキャラクターラインは、力強く動的なSUVのRXにこそ馴染んでいると思う。ほどよい精悍さが表現できている…というべきか。いずれにしろ先代以上にシャープでスポーティな佇まいに変化している。

インテリアも妙にデザインに凝り過ぎていず、上質で、ドライバーにとって心地いいプライべート空間に仕上げられた。パネル部の質感、シートやトリム類の色遣い、感触も大人のセンスだ。このサジ加減は今後のレクサス車でも貫いてほしい。後席もまるでスポーツセダンのように、シートに腰を落ち着かせて座れ、心地いい。

試乗車は2リットルのガソリンターボエンジン搭載車「200t」のFF+6速AT。走りは実に爽快で、ススッと素直な身のこなしで、適度にスポーティな味わいもある。が、乗り心地やステアリングフィールがしっとりとしており、この部分に“レクサスらしさ”を感じとることができる。動力性能も十分だが、ドライブモードセレクトで“SPORTモード”を選ぶと、ジェントルさはそのまま、切れ味が増し、シフトチェンジもさらに小気味いいものになる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★


島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
《島崎七生人》

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