15日午前9時50分ごろ、兵庫県神戸市灘区内の県道(六甲有料道路)で乗用車と軽乗用車が衝突したとみられる事故が起きた。軽乗用車は炎上し、逃げ遅れた運転者が死亡。乗用車の運転者も重傷を負っている。
兵庫県警・灘署によると、現場は神戸市灘区六甲山町付近で片側1車線の緩やかなカーブ。現場を通りかかった人から「事故をを起こした軽乗用車が燃えている」との通報が寄せられ、地元消防が出動。六甲山トンネル(全長2843m)の出入口付近で炎上しているクルマを確認して消火作業を行ったが、クルマは約30分で全焼。車内からは運転者とみられる身元不明の遺体が発見されている。
また、約50mほど離れた場所には前面部を中破させた乗用車が止まっており、運転していた西宮市内に在住する72歳の男性が腰骨を折るなどの重傷を負い、近くの病院へ収容されている。
警察では乗用車が軽乗用車に追突した可能性が高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べるとともに、乗用車を運転していた男性の回復を待って事情を聞く方針だ。