ダカールラリー2016は1月14日、ステージ11がラ・リオハ~サン・フアンの712kmで行われた。
431kmのSS(競技区間)には、堅い岩盤質の路面と、表層に溜まった沈殿土がパウダー状に堆積したフェシフェシが、交互に現れるルートが設定され、高い集中力が求められた。また、このエリアは気温がとても高く、タフな戦いとなった。
チームHRCのパウロ・ゴンサルヴェスは残り少なくなった日程の中、この日も総合順位を上げるべく、猛アタック。序盤からペースの速い展開となり、9か所設定されたルート上のウエイポイント(通過点)のうち、50km地点にあるポイント1を4番手、108km地点にあるポイント2を5番手相当のタイムで通過。ゴンサルヴェスは、その後さらにペースを上げていった。
しかし、118km地点で大転倒を喫し、メディカルチェックを受けるため、サン・フアンの病院へと空路で向かうことに。大事には到らなかったものの、これにより、ゴンサルヴェスはラリーを去ることになった。