トヨタGAZOOレーシングは、5月26日から29日にドイツで開催される第44回ニュルブルクリンク24時間耐久レースに、昨年公開されたばかりの小型クロスオーバー『C-HR』を投入することを発表した。レーシングカーへと変身したC-HRのエクステリアが早くも公開されている。
「過酷なレースを通じて人を鍛え、クルマを鍛える」活動としてGAZOOレーシングの名称で2007年に開始したニュルブルクリンクへの挑戦は、今年で10年の節目を迎える。2016年は、「トヨタ C-HR レーシング」「レクサス RC」「レクサス RC F」の3台で参戦する。
トヨタ C-HR レーシングは、純粋なスポーツ車両ではないクロスオーバーコンセプト車両を活用した「もっといいクルマづくり」へのチャレンジとなる。ドライバーは、影山正彦選手、佐藤久実選手ほか。
2年目の参戦となるレクサス RCは、昨年鍛え上げた信頼性と品質に、さらなる改善と新技術アイテムを織り込んだ。ドライバーは木下隆之選手、蒲生尚弥選手ほか。
レクサス RC Fは、トムスが開発に参画するとともにレース参戦を指揮。経験豊富なトムスの熟練メカニックから受ける刺激やノウハウを学ぶことでトヨタのヒトづくりのさらなる促進を図る。ドライバーは土屋武士選手、大嶋和也選手、井口卓人選手、松井孝允選手。
豊田章男チーム代表は、「我々がモータースポーツに取り組む意義は、ニュルという過酷なコースがクルマを鍛え、レースという厳しい環境が人を育てるということだ。今後も、トヨタ自動車は、もっといいクルマをつくるため、そしてクルマファンを増やし、お客様に笑顔になっていただくため、心をひとつにして、モータースポーツ活動に永続的に取り組んでいく」と述べている。