2日午前1時10分ごろ、奈良県河合町内の西名阪自動車道下り線を走行していた軽乗用車に対し、後続の乗用車が追突する事故が起きた。弾みで軽乗用車は中央分離帯に突っ込み、乗っていた男性2人が死傷している。
奈良県警・高速隊によると、現場は河合町大輪田付近で片側2車線の緩やかなカーブ。第2車線を走行していた軽乗用車に対し、後ろから進行してきた乗用車が追突。軽乗用車は押し出されるようにして中央分離帯に激突した。
この事故で軽乗用車は大破。助手席に同乗していた36歳の男性は車外に投げ出され、対向車4台にはねられて即死。運転していた京都府木津川市内に在住する30歳の男性も打撲などの軽傷を負った。乗用車に同乗していた2人も軽傷。警察は運転していた三重県伊賀市内に在住する49歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。1人死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。
警察では乗用車側の前方不注視や漫然運転が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。