飲酒運転など増え、事故死者9人増加で213人...愛知県

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愛知県警察本部(名古屋市)
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愛知県の2015年1年間の交通事故死者数は213人。昨年より9人増えた。人身事故件数や負傷者数は減っているものの、8件だった飲酒運転死亡事故が13件に増えるなどして昨年を上回る悪い結果となった。

死者数は暫定値のため変化することがあるが、都道府県別全国最多の12年連続ワースト記録が更新される可能性は高い。

昨年中の人身事故は4万4283件で、14年より1754件減少した。負傷者数は5万4955人。これも14年より2109人減少した。愛知県が深刻なのは、それでも死者が増えていることだ。

死者数は10年前には389人(06年)だった。長期でみると減少傾向にあるが、前年比増となるのは11年に続き2回目だ。

昨年の結果で最も深刻なのは飲酒運転による死者の増加だ。飲酒運転による死亡事故が前年を上回ったのは13年以来。この年は全体の死者総数は減っていた。

愛知県警察本部は愛知県を5つの地域と高速道路に分けて死亡事故の増減を分析している。14年の事故は西三河地域と東三河地域で増えた。昨年は、その2つの地区では減ったが、そのかわりに名古屋、西尾張が、共に11人も死亡事故を増やした。両地区とも14年は前年比で死亡事故が減少している。

道路総延長距離の長さや1台当たりの運転距離の長さなど愛知県の自動車利用状況の特長を全国ワーストの原因とする分析もあるが、死者数の分析は、それだけではない要因を浮き彫りにしている。

事故の第一原因となった法令違反を見ると、自転車を含むすべての車両と歩行者による信号無視、原付以上の車両の速度超過(最高速度)、一時不停止が増加している。

昨年12月2日、大村秀章知事と舛田好一県警本部長が並んで、事故防止を呼び掛ける緊急アピールを行った。愛知県の月別の死者数は1月、8月、11月で増加したが、その効果か12月の死者は前年同月比で5人(19.2%)減少した。この勢いを今年に繋げなければならない。
《中島みなみ》

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