ロシアのアエロフロート・グループは12月24日、11月の輸送実績を発表した。
アエロフロート・グループの旅客数は前年同月比13.8%増の296万人。そのうち、アエロフロート・ロシア航空(カンパニー)の旅客数は11.5%増の206万人。利用率はグループが2.7ポイント増の74.5%、カンパニーが2.8ポイント増の75.8%。なお、輸送実績にはグループのフライトで輸送したトランスアエロ航空の旅客数も含まれる。トランスアエロは10月に全路線のフライトを中止した。
国際線旅客数はグループが1.3%増、カンパニーが5.7%増。国際線の輸送実績はウクライナとエジプトに向かうフライトの運航停止に影響された。カンパニーの旅客数が伸びたのは、複数の外国エアラインがロシア行きのフライトを減らし、航空会社間の競争が減少したため。一方、国内線旅客数は、需要の増大などから、グループが25.0%増、カンパニーが18.3%増と大きく伸びている。