ホンダ最速の二輪車、『RC213V-S』。日本仕様で2000万円超のスーパーバイクが英国で12月21日、世界で最初の1台を顧客に引き渡した。
ホンダRC213V-Sは、MotoGP参戦マシンの『RC213V』を、一般公道で走行可能なように仕立てたモデル。日本国内では6月11日に発表された。価格は2190万円。
MotoGP参戦マシンのRC213Vでは、ライダーやコースごとの仕様変更を前提に、勝利に必要とされる部品のみで構成。RC213V-Sでは、一般公道仕様として、RC213Vから必要最低限の変更と追加が行われた。
排気量999ccの水冷4ストローク DOHC 4バルブ V4エンジンは、公道走行に配慮し、デチューンして搭載。日本仕様では、最大出力70ps、最大トルク8.8kgmを発生する。乾燥重量は170kg。
このRC213V-Sが12月21日、世界で最初の1台を英国の顧客に引き渡し。夢のスーパーバイクの最初のオーナーとなったジョン・ブラウン氏は、「このプロジェクトを知った時、絶対手に入れると誓ったんだ。今まさに、最高の瞬間」とコメントしている。