危険ドラッグで事故、180日の免停処分に

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今年3月、東京都世田谷区内の都道で危険ドラッグ吸引を原因とする接触事故を起こした34歳の男について、東京都公安委員会は18日までに180日の運転免許停止処分を実施した。危険ドラッグを常用しており、同様の事故を起こす可能性が高いことが理由とみられる。

東大和市内に在住する34歳の男は2015年3月19日の午前3時10分ごろ、世田谷区給田3丁目付近の国道20号(片側2車線の直線区間)でワゴン車を運転した際、蛇行を繰り返して隣車線を走行していたタクシーと接触する事故を起こした。

事故直後の男は意識が朦朧とした状態だったが、後の調べで事故の約6時間前に危険ドラッグを吸引していたことが発覚。警察は道路交通法違反(過労運転禁止)容疑で男を逮捕し、その際の事情聴取において、男が約5年前から日常的に危険ドラッグや大麻などの違法薬物を摂取していたことが判明した。

このため東京都公安委員会では男が今後も薬物を摂取し、酩酊状態で事故を起こして周囲に著しい危険を生じさせる可能性が高いと判断。運転免許停止の行政処分としては最長かつ、最も重い180日の停止を命じた。危険ドラッグの使用者に対し、免許停止処分が実施されたのは東京都では初のケースとなる。

《石田真一》

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