オートカラーアウォード2015-2016、スズキ ラパン が選ばれた理由

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グランプリを獲得したラパン
  • グランプリを獲得したラパン
  • グランプリを獲得したラパン
  • ラパンの受賞カラー
  • ラパンと担当デザイナーの平井利枝さん
  • ラパンと担当デザイナーの平井利枝さん
  • ラパンのデザインチーム。右から2人目はJAFCAの多田和資理事長
  • 特別賞のマツダCX-3
  • CX-3の受賞カラー
日本流行色協会(JAFCA)が主催する「オートカラーアウォード」。今回は12月12日に横浜美術館でプレゼンテーションと審査がおこなわれ、スズキ『ラパン』がグランプリに選出された。スズキは昨年の『ハスラー』に続き2年連続のグランプリ獲得だ。

ラパンは3パターンのカラーコーディネイトでエントリーした。3台それぞれのデザインではなく「ラパンのラインナップ展開」としてのアピールだ。それぞれ内外装は

・エクステリア:フレンチミント3トーン/インテリア:グレージュ内装 × キャメルシートファブリック
・エクステリア:コフレピンク3トーン/インテリア:グレージュ内装 × ベージュシートファブリック
・エクステリア:フォーンベージュ3トーン/インテリア:グレージュ内装 × ブラウンシートファブリック

という組み合わせとなっている。

審査員からは授賞理由として「生活者のライフスタイルが見えるカラーデザインである」、「カラーデザイナーの思いが、細部にまで生かされ、世界観を構築している」、「自動車でこれまで採用されにくかった色域に果敢に挑戦し、実現したことは素晴らしい」といったコメントが出されている。

担当デザイナーはスズキ四輪デザイン部カラー課の平井利枝さん。「商品企画の段階からカラーデザイナーとして参加させてもらって、3~4年前から一貫して提案してきました。社内で共感を得て採用され、発売されただけでも嬉しかったけれど、さらにこうして外部から評価してもらえたのはこの上ない喜びです」と語った。

このデザインについて、平井さんは「誰もが自然に気持ちいいと思えるようなクルマを作ろうと、“温もり”、“心地よさ”というシンプルなキーワードを大きな世界観としています。そこにほんの少しだけ加えた方向性の異なる個性を選んでもらうことで、満足感を提供できるんじゃないかと考えました」と説明する。

世界観は同じだけれどもテイストは少しずつ異なっていることが3台エントリーとした理由、そして評価されたポイントとなったわけだ。また3台とも外観が淡い色なのは「女性が自然に可愛らしいと思える色」を表現しているためだとか。

たとえばコフレピンクは「鮮やかなものよりも、女性の肌を綺麗に見せる、ムーディなものが好まれるのでは」ということで、ネイルカラーを100色近くサンプリングして検討したという。ユーザーが乗ることで、コーディネイトが完成するというわけだ。また男性ユーザーも排除せず、ユニセックスを心がけて決めた色彩とのこと。

また今回はグランプリのほかに、特別賞がふたつ選出された。ひとつはマツダ『CX-3』の「エクステリア:セラミックメタリック/インテリア:ピュアホワイト」という組み合わせ、そしてもうひとつはヤマハの『MT-25』、『MT-07』、『MT-09』、『MT-09トレーサー』という4台の「マットシルバー1/レースブルー」というコンビネーションだ。

CX-3は透明感と硬質さを併せ持ったファインセラミックの素材感を巧みに表現し、「明るいところでは白く輝き、暗いところではソリッドグレーに、そしてある瞬間にはマットにも見える」という不思議な感覚と魅力が評価されたもの。

いっぽうヤマハは「RB(レースブルー)」をスポーツモデル各車に採用し、グローバル戦略におけるブランドイメージ確立に繋げようとしている意欲が評価された。また従来よく言われる「CMF(カラー、マテリアル、フィニッシュ)」にグラフィックのGを加えた「CMFG」を駆使している、ということも評価理由となっている。
《古庄 速人》

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