金星探査機「あかつき」、金星周回軌道に入る…来春から定常観測へ

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金星探査機「あかつき」、金星周回軌道へ
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、金星探査機「あかつき」を金星周回軌道に投入することに成功したと発表。同日18時時点であかつきの状態は「正常」とし、2016年4月ごろから定常観測に移行させる予定という。

あかつきは、姿勢制御用エンジン噴射後の軌道計測と計算の結果、金星周回周期約13日14時間、金星に最も近いところ(近金点)で高度約400km、金星から最も遠いところ(遠金点)で高度約44万kmの楕円軌道を、金星の自転と同じ方向に周回。

今後はあかつきに搭載される科学観測機器「2μmカメラ(IR2)」、雷・大気光カメラ(LAC)、超高安定発振器(USO)を立ち上げ、機能確認を実施。すでに機能確認済みの3つの観測機器(1μmカメラ(IR1)、中間赤外カメラ(LIR)、紫外イメージャ(UVI))と合わせ、約3か月間の初期観測を行う。

これにあわせ、軌道制御運用を図り、9日間程度で周回する楕円軌道へと移行し、2016年4月ごろから定常観測に移行させるという。

《レスポンス編集部》

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