ゼネラルモーターズ・ジャパンは12月8日、今後発売するキャデラックとシボレーの全モデルにApple CarPlayを標準装備すると発表した。GMジャパンによると現在、日本市場ではフェラーリやフォルクスワーゲンの一部にオプション設定でApple CarPlayに対応するモデルが販売されているが、全車に標準装備するのはGMが初めてという。GMジャパンの石井澄人社長は同日開いた会見で「新しい技術をお客様に提供していくという考え方の中に、アメリカと日本の間に垣根はない。日本の方もたくさんiPhoneを使っているということからすれば、同じように機会を提供する。iPhoneはアメリカらしい商品で、我々のシボレーおよびキャデラックのブランドとうまくシナジーを出すことによって、もっと我々の商品をお客様に楽しんで頂くという思いから今回展開することを決めた」と、CarPlay導入の背景を述べた。さらに「ナビゲーションシステムが世の中に出始めた頃にも同じような議論をしたが、今やもうナビは完全にデフォルト(標準設定)になっているように、我々の見方としてはアメリカと同じように日本のお客様もCarPlayを求めるようになってくるだろう。そうであるならば我々としては提供していかなければならないと考えている」とも話していた。CarPlayを標準搭載するのは2016年モデル以降のキャデラックおよびシボレーブランドの全車種。2016年1月9日に発売するキャデラック『ATS』、シボレー『キャプティバ』を手始めに、順次CarPlayを搭載したモデルを発売していくとしている。さらにGMジャパンではAndroid Autoへの対応に関しても現在、準備を進めていることも明らかにした。
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