排ガス不正問題の発覚後、9月25日付けでフォルクスワーゲングループの新CEOに就任したマティアス・ミュラー氏。同氏が、グループ傘下のアウディの監査役会のトップを兼任することが分かった。
これは12月7日、アウディが明らかにしたもの。「アウディ監査役会の会長に、マティアス・ミュラー氏を起用する」と発表している。
今回の人事は、排ガス不正問題の責任を取って、辞任したフォルクスワーゲングループのマルティン・ヴィンターコルン前CEOが、アウディ監査役会の会長も兼任していたため。11月、ヴィンターコルン氏はアウディ監査役会の会長も辞任し、会長職が空席となっていた。
今回、フォルクスワーゲングループのマティアス・ミュラー新CEOが、アウディ監査役会の会長も兼任することに。
なお、ヴィンターコルン氏の辞任後、アウディ監査役会の会長代行を務めていたベルトルト・フーバー(Berthold Huber)氏は、引き続きその職にとどまる。