ブランド数1500以上…奥深きビール大国、ベルギーを学ぶ

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ベルギービール
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ベルギーには1500以上のビール銘柄があり、ビール愛好家の天国だ。各都市に地ビールがあるといっても過言ではない。その多くに、そのビールが一番おいしく飲めるようにデザインされた専用ビールグラスがある。まるでワインの愛好家のように、ベルギー人はビールに特にこだわりがあり、特色は中世から比類のない評判を受けてきた。

愛好家がベルギービールを好む理由はベルギービールの多様性、本物の味、個性などが挙げられる。ベルギーエール、ラズベリービールやチェリービール、白ビール、年代物のフランダース・レッドとブラウン、アビービールとトラピストビール、そしてベルギーのもっとも有名なビール―ランビックとグーズなどがある。

一口にビールといっても、味、色、アルコール度数など様々。食前酒のように飲むもの、メインの肉料理に合うもの、デザート感覚で飲めるもの、夏に合うホワイトビールからクリスマス市のホットビールまで、その味わいと飲み方は幅広く、最近は、それぞれの料理に最適なビールを合わせて提供するフードペアリングもよく見られる。
またベルギーでは、銘柄ごとにビールグラスが決まっていて、ビアカフェなどは専用グラスでないと提供しないほどだ。

今回、ベルギー・フランダース政府観光局では、ベルギービール専用の日本語ウェブサイトを開設した。

ブリュッセル
ブリュッセル近郊には、この地域だけにある自然の野生酵母を使用したベルギー伝統のビール、ランビックがある。
新旧のランビックを混ぜて作られたグーズ、サクランボを漬け込んだ美しいピンク色のクリークなど、特色あるビールが造られている。

・カンティヨン醸造所:辛口で非常に酸味の強い昔ながらのランビック、サクランボビール、フランボワーズビールを醸造。ブリュッセル・グース・ミュージアムも併設。

・ビール博物館:ブリュッセルのグランプラスにあるベルギービール醸造者組合が運営する博物館。18世紀のビール醸造器具の展示や最新のハイテク醸造法を紹介。

・3フォンテーネン醸造所: ブリュッセル郊外のブリューゲル街道にある。昔ながらのランビック、グーズビール、サクランボビールを造っている醸造所。併設のレストランではベルギー料理のほか、市販されてないランビックを楽しめる。1887年創業。

・オウド・ベールセル醸造所:ブリュッセル郊外にある伝統的なランビックビールの製法を守りながら生まれ変わった醸造所。1882年創業。

ブルージュ
・デ・ハルヴェマーン醸造所:ブルージュを代表する地ビールブルージュ・ゾットやストラッフェ・ヘンドリックを造っている市内の醸造所。吹き抜けが開放的なレストランでは、出来立てビールと食事が楽しめる。

・ブルゴーニュ・デ・フランドル醸造所:ブラウンビールとランビックビールをブレンドした1909年から造られているビール。2016年春から醸造所訪問が可能になる予定。レストランも併設。

アントワープ
・デ・コーニンク:アントワープを代表する「王様」という名の地ビール。見た目の濃い色からの印象と異なり、とても軽やかで飲みやすい。2015年秋に体験型ミュージアム、アントワープ・シティ・ブリューワリー・デ・コーニンクが開館。

ゲント
・グルート醸造所:ホップではなくハーブを使った珍しいビール。ゲント市内にビールの試飲と軽食が楽しめる醸造所がある。

ルーヴェン
・ドムス:個人経営のドムス醸造所では、併設のレストランでオリジナルビール、ノストラ・ドムスが味わえる。

メッヘレン
・ヘット・アンケル醸造所:元ベギン会院の施設にグーデン・カロルスを生産する醸造所があり、見学と試飲ができる。併設のブラッセリーではビールを使ったお料理が楽しめる。

ポッペリンゲ
・ホップ博物館:ビールの原料ホップの産地ポッペリンゲで、数世紀にわたるホップの歴史資料、ホップの栽培、収穫、ビール醸造の方法などを紹介する博物館

・ホップ栽培農家訪問: ビールの原料となるホップやポペリンゲ近郊のホップ栽培についての興味深い話を聞きながら、農場見学ができ、宿泊施設もある。ホップの収穫は9月頃。春先に出回るホップの新芽はベルギーの高級食材とされている。

奥深きビール世界へ…ビール大国ベルギービールをご紹介!

《グルヤク編集部》

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