ホンダは12月3日、大型二輪『VFR1200F』などのプロペラシャフトに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは『VFR1200F』『VFR1200X』の2車種で、2010年3月2日~2015年9月2日に製造された計1852台。
プロペラシャフトのヨークジョイント部において、ベアリング抜け防止のかしめ圧およびベアリングを保持するハウジングの形状が不適切なため、走行時の摩擦による熱や高い負荷によりベアリング内部が磨耗するものがある。そのため、そのままの状態で走行を続けると、ヨークジョイント部が破損して、最悪の場合、走行不能となったり、プロペラシャフトがスイングアームと干渉し、リヤホイールがロックするおそれがある。
改善措置として、全車両、プロペラシャフトを対策品に交換する。ただし、対策品の供給に時間を要することから、当面の暫定措置として、全車両、プロペラシャフトを点検し、ヨークジョイント部の作動不良が確認されたものについては、プロペラシャフトを新品に交換する。
不具合は1件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。