日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が12月1日に発表した11月の新車販売統計(速報)によると、総販売台数は前年同月比6.6%減の38万8817台となった。軽自動車の不振で、今年1月から11か月連続でのマイナスと低迷が続いた。
このうち登録車は0.3%増の23万9815台と、小幅ながら2か月連続で増加した。一方、4月に実施された軽自動車税の増税によって大幅な落ち込みが続く軽自動車は15.8%減の14万9002台で、11か月連続のマイナスだった。
軽自動車の2ケタ落ち込みは9月から連続3か月。昨年の秋から年末にかけて、スズキとダイハツ工業による激しい販売競争によって高水準となっていた反動も鮮明だ。11月はスズキが28.6%、ダイハツは10.2%といずれも大きな落ち込みとなった。