米当局、アウディにリコール計画の提出を要求…3.0 V6ディーゼルの排ガス問題

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フォルクスワーゲングループ傘下のアウディが、一部ディーゼル車に、排ガス試験を不正にクリアする違法ソフトウェアを搭載していた新たな問題。米当局が同社に対して、リコール(回収・無償修理)計画の提出を求めたことが分かった。

これは11月25日、CARB(カリフォルニア州大気資源局)が明らかにしたもの。「アウディおよびフォルクスワーゲン、ポルシェに対して、3.0リットルディーゼル車のリコール計画の提出を求めた」と発表している。

今回の問題では、アウディが開発した3.0リットルV型6気筒ターボディーゼルTDIエンジンに、AECDと呼ばれる排ガスを不正に制御する違法なソフトウェアが組み込まれていた。

違法ソフトが搭載されている3.0リットルV型6気筒ターボディーゼルTDI 車は、米国ではアウディ『A6クワトロ』『A7クワトロ』『A8』『A8L』『Q5』『Q7』、フォルクスワーゲン『トゥアレグ』、ポルシェ『カイエン』。2009‐2015年モデルの8車種、およそ8万5000台が対象になる。

CARBは「45日以内に、リコール計画を提出するよう求めた」と説明している。

《森脇稔》

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