フォルクスワーゲングループが一部ディーゼル車に、排ガス試験を不正にクリアする違法ソフトウェアを搭載していた問題。同社が米当局に、リコール(回収・無償修理)計画を提出したことが分かった。
これは11月20日、CARB(カリフォルニア州大気資源局)が明らかにしたもの。「フォルクスワーゲングループオブアメリカから、今回の問題に対するリコール計画の提出を受けた」と発表している。
今回のリコール計画は9月18日、この問題が米国EPA(環境保護庁)の発表によって最初に発覚した際、該当車とされた2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」搭載車を対象にしたもの。
2009-2015年モデル、およそ48万2000台が対象となり、フォルクスワーゲンでは、『ジェッタ』、『ビートル』、『ゴルフ』、『パサート』。アウディでは、『A3』が該当する。
CARBは現時点で、フォルクスワーゲンから提出されたリコール計画の内容を公表していない。今後、20日以内に内容を審査し、不備があれば計画の修正や再提出を求めるとしている。