無免許運転の発覚を恐れて逃走、信号待ち車列に突っ込む

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21日午後1時45分ごろ、神奈川県横浜市中区内の国道133号で、白バイの追跡を受けていた乗用車が信号待ち車列に突っ込み、車両3台が関係する多重衝突に発展した。この事故で3人が負傷。警察は18歳少年を逮捕している。

神奈川県警・第1交通機動隊によると、同隊の白バイが中区内をパトロールしていたところ、赤信号を無視して進行する乗用車を発見。停止を命じたが、クルマはそのまま逃走した。

白バイはただちに追跡を開始。クルマは約2km離れた横浜市中区本町4丁目付近の国道133号(片側2車線の直線区間)で信号待ちをしていた乗用車とタクシーに衝突。車両3台が関係する多重衝突となった。

この事故で乗用車を運転していた55歳の男性と、タクシーを運転していた62歳の男性、同乗していた客1人が打撲などの軽傷。警察は追突したクルマを運転していた南区内に在住する18歳の少年を道路交通法違反(信号無視)の現行犯で逮捕。22日には自動車運転死傷行為処罰法違反(無免許運転過失致傷)容疑で再逮捕している。

聴取に対して少年は「無免許運転の発覚を恐れて逃げた」などと供述しているようだ。クルマは事故当時に同乗していた別の18歳男性が貸したもので、警察ではこの男性からも無免許運転の幇助容疑で事情を聞くなどして、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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