横浜ゴム、米国タイヤ生産販売子会社が完全ゼロエミッションを達成

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ごみのリサイクル(ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・バージニア)
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横浜ゴムは、米国タイヤ生産販売子会社のヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・バージニア(YTMV)が、2015年9月に米国の生産拠点で初めて廃棄物の埋立て処分量をゼロにする完全ゼロエミッションを達成したと発表した。

YTMVでは、環境への負荷を最小限に抑えた製品の設計、開発、工場の運営を実施。埋立て処分となる廃棄物をなくすには工場から廃棄物を出さないという考えのもと、徹底的な廃棄物削減を行ってきた。同時にリサイクルやリユース、エネルギー回収なども積極的に推進。この結果、廃棄物の埋立て比率を2015年の初めに2%まで削減、9月に完全ゼロエミッションを達成した。

YTMVは2014年に米国子会社ヨコハマタイヤ・コーポレーションのセーラム工場を分離独立させて設立した乗用車・SUV用タイヤの生産販売会社。2014年にバージニア州環境優秀プログラムの最高レベル「E4」を導入し、エネルギー使用の効率化、水資源管理、化学物質管理、従業員の環境意識向上などに取り組んできた。

今年3月には環境NPOバージニア・ウォーター・エンバイアラメンタル・アソシエーションが選ぶ「2015年産業廃棄物及び前処理環境優秀賞」で、環境改善が顕著な企業などに与えられる「エンバイアラメンタル・ウォリア・アワード」を受賞するなど、環境への負荷低減に対する取り組みが高く評価されている。

《纐纈敏也@DAYS》

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