首都高速道路は11月20日、橋梁などの道路構造物をMMS(移動計測車両による測量システム)搭載のレーザスキャナで捉えた高密度点群から、3Dモデリングデータを自動生成することに成功したと発表した。
機械部品等の3D化技術は従来からあったが、MMS点群による道路構造物の3Dモデリング化は世界初の技術となる。MMSは通常のクルマと同様に走行し、道路規制することなく、道路構造物などの高密度点群を線的に整備することができる。
首都高は11月25日から2日間、東京ビッグサイトで開催される「ハイウェイテクノフェア2015」に出展し、デモンストレーションを実施。今後は、MMSによりビッグデータを蓄積することで、経年変化による変状検出、コンクリート構造解析への活用など、高度CIMの実現を視野に入れていく。