欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは11月17日、米国で11月18日(日本時間11月19日未明)に開幕するロサンゼルスモーターショー15において、コンセプトカーの『ゴルフGTEスポーツ』を北米初公開すると発表した。
同車は5月、オーストリアで開催されたフォルクスワーゲングループのファン感謝イベント、「GTIミーティング・アット・ヴェルターゼー」で初公開。同車がロサンゼルスモーターショー15で、北米デビューを果たす。
ゴルフGTEスポーツは、『ゴルフ』のプラグインハイブリッド(PHV)スポーツカーを提案したコンセプトカー。すでに、ゴルフファミリーには、市販PHVの『ゴルフGTE』がある。GTEの新たな可能性を提示した1台が、ゴルフGTEスポーツ。
PHVパワートレインは、大幅に強化。エンジンは、WRC(世界ラリー選手権)参戦中の『ポロR WRC』譲りの直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」。最大出力299ps、最大トルク40.8kgmを引き出す。
モーターは前後に2個配置。モーターの最大出力は、フロントとリアともに115ps。最大トルクは、フロントが33.6kgm、リアが27.5kgm。システム全体では、400psのパワーと68.3kgmのトルクを獲得し、4輪を駆動する。この効果で、0‐100km/h加速4.3秒、最高速280km/hの性能を実現している。