ブリヂストンは、11月11日に初飛行した三菱航空機の次世代リージョナルジェット機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)に航空機用タイヤを供給したと発表した。
タイヤは、「MRJ」の降着装置システムを製造・販売する住友精密工業へ納入した。
航空機用タイヤは、航空機の重量と速度を支えながら離着陸を繰り返すという過酷な状況で使用されるため、高い耐久性が求められる。また、飛行中における燃費向上のためには、タイヤの軽量化も重要となる。
今回「MRJ」に装着されたタイヤは、技術的に難しいとされている耐久性と軽量化を両立するため、最新ラジアル構造RRRを採用した。
RRRは、高弾性・高強力繊維を用いた新ベルト構造を採用し、タイヤを軽量化することで低燃費と環境負荷低減に貢献する。新ベルト構造採用により耐摩耗性が向上し、タイヤ交換までの着陸回数が増加するため、経済性も向上する。このほか、耐久性能の高い新ベルト構造の採用で、従来構造に比べより高い安全性を確保している。