無免許で事故、中学生を書類送検

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9月上旬、福岡県福岡市早良区内でパトカーの追跡を受けていた路外に逸脱。道路沿いの信用金庫支店に突っ込んだ事故について、福岡県警は4日、クルマを運転していた15歳の男子中学生と、クルマを貸した15歳の少年を書類送検した。

福岡県警・早良署によると、問題の事故は2015年9月8日の午前2時50分ごろ発生している。同署員が福岡市早良区内をパトロールしていたところ、速度超過状態で走行する乗用車を発見。クルマは停止を命じるパトカーを振り切るようにして走行したが、福岡市早良区野芥4丁目付近の国道263号を走行中に路外へ逸脱。歩道に乗り上げるとともに、道路沿いにある信用金庫支店の裏口付近に突っ込んだ。

この事故で建物の壁面が壊れたが、クルマの運転者は車両を現場に放置して逃走。警察が捜査を進めていたところ、同区内に在住する15歳の男子中学生が警察に出頭。「自分が運転していた。無免許の発覚を恐れて逃げた」と供述し、運転の事実は認めていたが、警察はこの中学生からクルマの入手経路について追及したところ、知人の15歳少年から借りていたことが判明した。

警察では運転していた中学生を道路交通法違反(無免許運転、安全運転義務違反、事故不申告)の容疑で書類送検するとともに、中学生が免許を有していないことを承知で親族が所有する車両を貸与した少年についても、道交法違反(車両等提供)の容疑で書類送検している。

《石田真一》

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