ひき逃げ容疑で93歳の女を逮捕、証拠隠滅を図る?

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2日午後3時50分ごろ、福岡県みやま市内の市道で、交差点を進行していた原付バイクと軽乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。バイクの運転者が重体となったが、クルマは逃走。警察は後に93歳の女をひき逃げ容疑で逮捕している。

福岡県警・柳川署によると、現場はみやま市瀬高町太神付近。交差点に信号機は設置されていない。原付バイクと軽ワゴン車の双方は減速しないまま交差点へ進入。そのまま出会い頭に衝突した。

衝突によってバイクは転倒。運転していた16歳の男性は路上へ投げ出された際に頭部を強打し、意識不明の重体となった。クルマはそのまま逃走しており、警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

現場で採取した破片から車種を特定したが、同型のクルマが自動車工場へ持ち込まれていたことが判明。このクルマの破損部位と現場で採取した破片が一致したことから、警察はクルマを使用していた同市内に在住する93歳の女を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で翌3日に逮捕している。

聴取に対して女は「ガードレールに当たった。バイクには当たっていない」などと供述。ひき逃げ容疑を否認しているという。クルマは事故直後に修理に持ち込まれており、警察では女が事故を起こしたことを認識し、証拠隠滅を図った可能性も考えられるとして、女を厳しく追及するとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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