【クアラルンプール】財務省は、マレーシア航空(MAS)を解雇された元社員4000人のうち、再就職先が見つからない者は1932人に上ると明らかにした。
与党連合・国民戦線(BN)に所属する下院議員の質問に文書で回答した。
MASのリストラ対象の従業員を対象としたキャリア開発施設として、親会社の政府系カザナ・ナショナルがコーポレート・デベロップメント・センター(CDC)を6月に開設していた。2981人が訓練センターに登録した。
登録した元社員のうち、訓練を終えたのは950人。うち271人は新たな就職先を見付け、630人は自営業を選択した。引退を選んだ者も49人いた。
訓練を途中で放棄した者は99人。この結果、依然、CDCに登録しなかった者は1019人。